慶応SFCの森川富昭准教授逮捕。

徳島大病院の医療情報システム関連の契約に絡み、便宜を図る見返りにシステム開発会社側から賄賂を受け取ったとして、大阪地検特捜部は11日、収賄容疑で元徳島大病院情報センター部長で現慶応大環境情報学部准教授、森川富昭容疑者(45)=東京都港区=を逮捕し、贈賄容疑で兵庫県明石市のシステム開発会社「ダンテック」元代表取締役、高橋徹容疑者(50)=公契約関係競売入札妨害罪で起訴、神戸市兵庫区=を再逮捕した。特捜部は両容疑者の認否を明らかにしていない。

森川容疑者の逮捕容疑は平成24年1月17日ごろ、徳島大病院の医療情報システム関連の随意契約などで、ダ社側に便宜を図る見返りに、徳島市内で高橋容疑者から現金54万円を受け取ったとしている。

捜査関係者などによると、森川容疑者は、徳島大病院内のIT化や診療業務の効率化などを担当する病院情報センターの初代部長に就任。24年3月まで約3年間トップを務めた。この間、大学側は一般競争入札や随意契約を通じ、院内の情報システムに関する業務などをダ社側に発注していたという。

森川容疑者は4年3月に徳島大工学部を卒業後、徳島大病院で勤務し、神戸大で経営学修士(MBA)を取得。専門は医療情報学などで、24年4月に慶応大環境情報学部の准教授に移籍した。

特捜部は11月、国立循環器病研究センター(国循、大阪府吹田市)が発注した委託業務をめぐる不正入札事件で、官製談合防止法違反容疑などで国循の元情報統括部長、桑田成規(しげき)被告(47)=起訴=と高橋徹容疑者(50)らを逮捕。国循をめぐる不正入札の捜査で押収した資料を分析したところ、ダ社側と森川容疑者が癒着していた疑いが浮上したとみられる。

 

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