【おもしろ心理学】人は五つの心を持っている【バーンのエゴグラム】

 

 

 

アメリカの精神科医バーンは、精神分析の考えをもとに、独自の交流分析理論を提唱している。交流分析とは、人と人の心の交流を分析することにより、より良い人間関係をつくり、より良い心理状態をつくることを目的としている心理療法である。その基本として、人には三つの心理状態と、五つの心があるとしている。

 

 

人は、他の人と交流するとき、この五つの心のどれかを使って交流することになるが、それにより、その人との人間関係の質が決められるとしている。そこでバーンは、ある人がどの心の部分が優勢であるかを知るために、自己診断リストを作成した。それがエゴグラムである。日本では、このエゴグラムが、一種の性格テストのように広く利用されている。

 

 

エゴグラムでは、人は次の五つの心を持っているとしている。順を追って説明しよう。

 

 

 

1.P(ペアレンツ:親)

心には、発達過程において両親から取り入れた親的心がある。この親的心は、母親父親両方から取り入れた二つの心がある。一つは子供を包み育てる保護的な親で、いわば伝統的な母親的Pである。これをNP(養育的親)という。これが優勢だとやさしい慈愛に満ちた対人行動をとることになる。もう一つは、厳格で批判的な親で、いわば伝統的な父親的Pである。これをCP(厳格な親)という。これが優勢だと厳しい高圧的な対人行動をとることになる。

 

 

 

2.A(アダルト:大人)

第二の心理状態としてA(アダルト)がある。この心は、客観的な立場から情報を収集し、論理的知性的に状況を判断する、いわゆる大人の冷静な心である。この心が優勢だと、情に流されない理性的でクールな大人の対人行動をとることになる。

 

 

 

3.C(チャイルド:子ども)

第三の心理状態は子どもの心である。大人になっても人は子供の心を打ちに持っている。このCにも二つの心がある。一つは、わがままで自由奔放な快楽追求型のCで、これをFC(自由な子供)という。この心が優勢だと天衣無縫、人のことなど気にかけず、自己中心的で快楽を追及する子どものように純粋な対人行動をとることになる。もう一つの子どもの心は、大人の言うことをよく聞く従順なCで、これをAC(順応的子ども)という。この心が優勢の場合、社会に手機能した礼儀正しく、秩序正しい対人行動をとることになる。

 

 


 

ネット上でエゴグラムについての診断サイト数多くあるが、

どれも不十分でお遊び程度な場合が多い。

 

あったとしても設問はきちんとしているが、

診断のパターンが少ないor説明不十分な場合が多く、

お粗末なものが多い印象だ。

 

まあ本当に知りたい人は心療内科や精神科でもよくやっているのでそちらに足を運んでいただきたい。

 

大学の文化祭などでも時折やっているので、

機会があればぜひ!

 

(逆に学生なら文化祭でやってみるといいかもしれない。)

 

ちなみ診断サイトを紹介すると、

http://www55.channel.or.jp/human_labo/index236.php

こちらのサイトがパターンだけは結構あるのでやるとしたら良いかもしれない。

 

以上エゴグラムについてでした。

 

参考文献「誠信書房:図説社会心理学入門」