『東京スカーレット』 第1話 あらすじ&感想【ネタバレ注意】

=あ ら す じ=

2014年東京。都知事の芝浜勘太郎(ラサール石井)はとある外国誌の記事を受け、警視庁に女性をマネージャーとする部署を新設すると宣言した。そしてその責任は警視庁内を丸投げされ続け、最終的に捜査一課長・岩井十三(中村雅俊)に全てが任された。岩井は捜査一課の中に「New Service」の頭文字を採ったNS係を新設、湾岸の超高級マンション付近で起きた殺人事件を捜査中の中堅女性刑事・出町いずみ(キムラ緑子)を係長に任命する。いずみは係の人員をリクルートするが、誰に声をかけてもいい返事はない。結局、義理の弟である堀徳美(菅原大吉)と激務の時期に産休を取りお荷物扱いされていた鑑識課の荒木田満(近藤公園)の3人でNS係はスタートする。

 

 

そんな時、警視庁麻布西署の刑事・鳴滝杏(水川あさみ)がいずみを尋ねてきた。杏は些細な用事をこなすためにNS係まで来たのだが、そこに一課内でもひとり浮いた存在の刑事・阿藤宗介(生瀬勝久)が現れ事件の話を始めたことで事態は急展開。なんと殺人事件が起きた超高級マンションには彼氏の小林トオル(黄川田将也)が住んでいるのだ! 杏はなし崩し的に捜査を手伝うことになってしまう。

 

殺人事件が起きた超高級マンションは塀で居住区域を囲み様々な防犯装置でセキュリティを強化し住人の安全性を高める“ゲーテッドマンション”と呼ばれるタイプで、当然大金持ちしか住めない。しかしコンシェルジュによると小林トオルという男は住んでいないという。どういうことだ!?
住民を集めた事情聴取でアパレル会社社長の遠山(伊東孝明)が殺された女性・百合子(岩田さゆり)に請われて何度かマンションを案内したと申し出た。加害者はこのマンションに住む大金持ちを憎む人間かもしれない。宗介は住民たちに敢えてそう伝え危機感を煽る。そして杏はそういう人物に心当たりがあると気付く。

 

杏の言う心当たりとは彼女がよく読むブログの筆者で、内容を解析した結果、筆者は遠山の妻・佳織(東風万智子)だった。杏はいずみと共に佳織を直撃するが、彼女にはアリバイがあった。遠山自身にもアリバイがあり、捜査は暗礁に乗り上げる。

 

【公式サイトより】

 

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=感 想 記 事=

東京のシンボルと言えば、今も昔も変わらず、東京タワーなんですね。
東京スカイツリーができても、まだまだ、東京タワーの存在には勝てないのかと感じさせられるオープニングで始まった「東京スカーレット~警視庁NS係~」
殺人事件と言う王道で、第1話が始められた刑事ドラマの内容は、展開が、あちらこちらへと飛んでいき、まとまりが無いようにも感じました。
出演者も、第1話では、まとまり感が感じられない…と、言うのも、登場してくる俳優さんが個性的な方ばかりだからではないでしょうか。

 

 

阿藤宗介を演じる生瀬勝久は、これまで、主人公の横でどんなドラマでも、こそっと輝いていました。
今回の、出だしは、歩くシーンで足しか見えない演技でしたが、そこからも哀愁を漂わした雰囲気が感じとられました。
この人は影が有る…と、それだけで感じられること。スゴイですね~。

 

 

出町いずみを演じるキムラ緑子は、有名になりすぎたようにも思います。毎シーズンのどこかのドラマに登場し、前に出すぎず、脇役に徹していたのですが、NHKの朝ドラでの和枝さんの影響が強すぎたのか、目立つ存在になってしまったように思います。
視聴者側が勝手にそう思ってしまったのかも知れませんが、「ただの脇役」には見えなくなってしまったのではないでしょうか。
主役を食ってしまわなければ良いのですが…。

 

 

ちょい役で登場してくる俳優陣も個性的。
セレブな妻役・佳織を東風万智子。久々に観る顔だな~真中瞳…ん?こちまちこ?誰?でも、この顔は真中瞳のはず…と、そちらにばかり気が取られてしまいました。

 

 

そのセレブな妻の夫役・遠山を伊東孝明。ご自身もセレブな家庭で育ってこられ、この役は普段通りに出来るのかな~と、感じさせられたり、父親が出演していなくても、一人で出演出来るドラマもあるんだ~とも思ってしまいました。

 

捜査一課長の岩井十三役の中村雅俊も存在感を出している。この役は、何か影があり、裏がありそうで、今後重要な何かを出してきそうな予感もさせられました。ただ、「そういう人」を演じていただけなのか…そちらにしても、こちらもただの脇役ではなさそうです。

 

 

東京都知事をラサール石井が演じていた事も、ある意味、未来予測…的な感じも受けました。

 

主役の鳴滝杏役の水川あさみは、元気一杯な女優。かわいらしさも持ち合わせた魅力的な女性ですが、はたして、刑事役として務まるのか、元気一杯!明るく、にぎやか~!で終わってしまわないか心配もあります。
個人的には、好きな女優なのでがんばって欲しいです!
ドラマの内容は、犯人が分かった!と、思わせながらも伏線で、怪しいと思わせる人物がもう一人いたり、ドキドキ感を味あわせてくれました。
現代社会を思わせる所も多くありました。

 

都知事からの指示が、警視総監へ、そして刑事部長へ、そして捜査一課長へと丸投げ。
「あとは任せた」の言葉で、全てを丸投げしていく、社会でありがちな事。

 

セレブな主婦が、ブログのコメント欄を読む事が楽しみ…なんて、ネット依存症とも感じられたり、さみしい主婦を感じさせられたり。いまどきの主婦のありがちな人物像。

 

主人公でありながらも、ましてや刑事でありながらも、結婚詐欺師に騙されてしまうなんて、女性に対して警鐘を鳴らしている?

 

そして、格言とまでは言いませんが、印象的なさまざまな言葉がありました。

「弱いって、そんなに悪いことですか?」

「頑張らないほうが楽しく生きられる」
「おまつりはいつかは終わります」
そんな言葉が並べられ、視聴者へ対して言いたい事が沢山あるんだな…と、感じさせられるドラマでした。

「義姉さん・・・」と、堀が、出町に対して言う所も、狭い警察社会の現われではないかと感じさせられました。
主な登場人物の紹介をしていくような形で進められた第1話。
これからの、展開が楽しみでもあります。