『信長のシェフ2』 第1話 あらすじ&感想【ネタバレ注意】

平成から戦国時代にタイムスリップしてしまった料理人のケン(Kis-My-Ft2 玉森裕太)。記憶を失い、自分の過去も思い出せないのに、なぜか料理に関する記憶は残っていました。フランス料理人のケンが作る料理はまるで見たことのない技法、食べたことのない味で、噂は信長の元まで広がります。ケンの料理の評判を知った織田信長(及川光博)はケンを織田家料理頭に任命します。たくさんの無理難題を押し付けられますが、ケンはそれをひとつひとつ乗り越え、信長やその家臣たちの信頼を得てきました。

 
そんなケンを見ていた明智光秀(稲垣五郎)は、ケンがいずれ自分の邪魔になるという危機を感じ、ケンが平成の世に帰れるよう取り計らいます。しかし、現代に帰れるチャンスがありながらも、“信長の行く末を見守りたい”という理由から信長の元に残るとの選択をしたケン。同じく現代から来た、ケンの元恋人らしき謎のパティシエ・瑤子(香椎由宇)だけを現代に帰しました。そして、瀕死のケンを助け、ケンの料理に魅了された刀鍛冶の夏(志田未来)は、女人禁制の将軍台所で男装をしてケンのアシスタントをしています。夏とともに信長に仕え成長したケンはどんな料理を作っていくのでしょうか。

 

 

信長のシェフ2のストーリーは浅井長政・朝倉義景軍との戦いから始まります。戦いは長引き、両軍ともに疲労していました。信長は朝倉軍とだけ和睦するための案を出すようケンに命じます。

 
ケンは、夏とともに商人になりすまして、浅井長政(河相我聞)と同盟を組んでいる朝倉の本陣・比叡山に入り込みます。正月が迫っていることに気がついたケンは、朝倉軍の兵士たちに、故郷・越前の『雑煮』を食べさせることにします。故郷を思いだした朝倉軍の兵士たちの士気が一気に下がってしまったため、朝倉は浅井に比叡山を降りることを通達し、信長の思い通りに。ケンの仕業だと察した浅井は追っ手を使いケンを捕まえようとしますが、明智光秀(稲垣五郎)によってケンは助かります。その時光秀が言った「お館様を狙っているのは外の人間だけではない。」という言葉がケンの耳に残ります。

 

 

石山本願寺では、ケンと同じく現代人のような娘・香蓮(佐々木希)が登場します。香蓮は、親兄弟を亡くし、ひとり死にそうなところを瑤子(香椎由宇)に助けてもらい、瑤子からお菓子作りを学んでいました。そこへ、瑤子を探しに僧・顕如(市川猿之介)の追ってがやってきたので、瑤子を逃がし、自分が瑤子の身代わりとして顕如に仕えることになったそうです。現代に帰ったはずの瑤子が、まだこの時代にいるということになります。

 

 

そして、信長のもとに新たに仕えることになった松永久秀(笹野高史)。信長が安土城を築城することになり久秀を家臣にすることにしますが、木下藤吉郎秀吉(ゴリ)は信長に「久秀は危険な人物。いつ反旗を翻すやもしれません。」と反対の意を示しますが、信長は「たとえ危険分子だろうと奴にそれ以上の価値があればそれでよい。」と答え、久秀を家臣にすることにします。

 

 

ケンのことを“先の世が見える”能力を持っていると思っている明智光秀はケンに、「この先久秀は何をするのか。」と問うが、ケンが「そこまでは…」と言うと、「わたしがこの世を変えてみせる。」と言い放ち、ケンを驚かせます。

 

 

夏が女だと気づいた信長の正室・濃姫(斎藤由貴)に捕らえられてしまったケンと夏。濃姫に、「どのような間柄じゃ」と問われたケンは、「夏さんは俺の大切な人です。」と答えた後、濃姫に料理を振舞うことになります。ケンが濃姫の着物の柄からイメージして作った料理は、偶然にも濃姫の昔の名“帰蝶”を表していました。濃姫はケンをただ者ではないと悟り、久秀に報告します。

 

 

その頃、顕如は信長暗殺を企て信長に和睦の書状を出します。信長に献上する南蛮菓子を作り、毒を盛れという命を受けた香蓮は、和睦の席でインドでとれる木の実“ニクズク”を使った『ニクズクのマカロン』を色鮮やかに四色作り、皆に振る舞います。「4つの味が口の中で混ざり合うと極楽の味になる。」という香蓮の言葉で、信長は「極楽。そんなものは信じぬが試してやってもよい。」と、4つのマカロンを串刺しにして一気に口に放り込むと、次第に目眩がおこり離れで休むことになります。信長に呼ばれたケンは柴田勝家(デビット伊東)とともに急いで信長のもとに向かうが、顕如に仕える僧侶たちに襲撃されます。そこへ信長の護衛をしているくノ一忍者・楓(芦名 星)が現れケンを助けます。

 

 

信長のもとに辿り着いたケンは、マカロンに使われたニクズクを大量に摂取したことによる中毒が原因と見破り、毒を全て吐き出させることに成功します。そして顕如に対し怒った信長は、「天下の名物に値する料理を作れ、それでわしは生き返る。」とケンに命じます。ケンはフルコースで料理を出すことを考え、一の膳、二の膳、と次々に料理を出し、病気では?と疑われた信長は黙々と料理を食べて元気な証拠を見せ、さっきのは着替えのための余興だったのでは?と皆を安堵させます。最後の膳で、ケンは仕上げにニクズクを振りかけ顕如に差し出します。「食え!顕如!極楽が見えるぞ。」と信長が言うと、顕如は顔が青ざめ、毒を恐れて震えながら葛藤します。その様を楽しんだ信長は、「ケンは腕一本切り落とされたとて、毒となる量は盛らぬ男よ。」と言い、嘲笑いケンと信長が勝利します。

 

 

顕如は信長暗殺を失敗した香蓮のことを見放し、久秀に生贄として香蓮を成敗することを黙認します。香蓮とケンが話をしている最中に“信長に毒を盛った罪”で、香蓮は久秀に切り捨てられます。瑤子がまだこの時代にいることを聞いたケン。瑤子の居場所は聞きそびれてしまいますが、「瑤子様が言っていた、全てはケン…いや、賢一郎のせいだと。」という香蓮の言葉が気になります。

 

 

夏が、注文していた鍋が届いたと、物思いにふけるケンのところへやってきました。その鍋で“棒鱈と菜の花の雑炊”を作ってケンに振舞います。久しぶりに人が作った料理を食べたケンは、心も体も癒されますが、そこへ楓が招集を伝えに現れます。

 

 

家臣を招集した信長は、交通の要所となる比叡山を焼き払うことを決断し公言しますが、「都を鎮護する申請な山である比叡山を焼き払うのは神や仏にそむく行為」と家臣一同が反対します。ところが信長は、自分を殺そうとした顕如や、政治まで力を及ばす僧侶の力を恐れ、国中の僧侶たちを焼き払えと家臣たちに命じます。無残な虐殺行為、比叡山焼き討ちに反対のケンはどういう行動に出るのでしょうか。

 

 

 

ケンが作るフランス料理はどれも美味しそうでしたが、その中でも濃姫様に作った海老料理がシンプルながらもすごく素敵でした。ケンの「いざ、参らん。戦国のキュイジーヌ!」の決めゼリフが変わらず聞けて嬉しいです。キーパーソンになるかと思われた香蓮は、そうそうに殺されてしまったので残念。と思っていたけどでも、あまりにも簡単な成敗の仕方だったので、あれくらいでは死ななそうだし、峰打ち?ほんとは生きていてこれから久秀が裏で使うのか…。そして香蓮は現代から来たのではなく、瑤子に助けてもらったために、パティシエの技術を持っていて、顕如に対しては瑤子のことがバレないように記憶がない振りをしていただけのよう。やはり鍵を握るのは瑤子なの?謎だらけで気になります。それにしても、前作ラストでケンとの菓子対決に敗れた瑤子。顕如にも見放され、ケンの元にもいけず、現代にも帰れなかったのか帰らなかったのかわからないけれど、すごく切ない。

 

 

それと、相変わらず悪役っぷりがいい顕如様と信長の俺様っぷりが最高です!ケンと夏は最後に鍋を食べているとき、いい感じの雰囲気でしたが、やはりケンは、夏のことを女としては見ていないような気が…この二人の進展はあるのでしょうか。

 

ケンがいる織田家で、久秀と、歴史上で信長を討つはずの明智光秀が今後どう動いていくのか、信長が暗殺されるまで歴史が盛り上がるところなのですごく楽しみです。